コラム

Vol. 21「住まいの通風 」

今、私たちは「密集」「密閉」「密接」の三つの「密」を避ける行動が求められています。その中でもStay homeでは、「密閉」つまり「住まいの通風」が重要です。 徒然草の「家のつくりようは夏をもって旨とすべし、・・・」で代表されるように、現代の住宅でもあらゆる部位に隙間を作るように工夫されています。それ故に部屋を暖めるのが難しく「直接人を暖める」コタツが今も ...more

Vol. 20「家の中での居場所」

「家の中での居場所」  在宅勤務や学校の休業などで、家の中に自分の居場所がないという声を聞きます。  以前、教員ご夫婦と3人の娘さんの家を設計した時の事です。娘さん3人は一部屋で生活させたいとの希望で、共用クローゼットとロフトを持つおおきな子供部屋(15畳+5畳大)を設計しました。同時に、1人になれる部屋も作りたいとの事で、6畳程のピアノ室兼納戸をつく ...more

Vol.19「STAY HOME と断捨離」

テレワークや休校そして外出自粛の折。人口密度の高い家の中ですることもなく、すっき りと暮らす為に家中の模様替えや整理、断捨離をされたご家庭も多いと思います。 我家は、たまたま TV 取材で家の隅々までカメラが入るというので、新築以来ブラックホ ールの如く様々の物を飲み込んでいる収納内の断捨離を行いました。 我家の広さと解放感を求める工夫のひとつ ...more

Vol.18「自然との接点をつくる」 

 新型コロナウィルスの問題が発生し、住まいに「自然との接点をつくる」ことが、改めて大事なことだと感じています。人間は地球で暮らす生物の一員であり、人工的な環境下で生きることは困難です。今回のように外出が規制されて住まいに篭ることになると、この課題に取り組んでいたかどうかで、暮らしに大きな差が生じているのではないでしょうか。  窓や屋外空間を通して ...more

Vol.17 「テレワーク時代の暮らし方 」 

テレワークすなわち自宅内勤務は政府が言ってほど簡単なものではありませんでした。やはり対応できる分野は意外と少ないのではと思います。私的空間に仕事を持ち込むのです。まずそのための空間を準備しなくてはなりません。住宅がもともとテレワークのための部屋が整っているならいざしらず、オンライン会議でも背景から家族の声、姿が写り込んでしまうケースもあります。ダン ...more

Vol.16 「不確実性を愛する」

人となりを理解しあえているからこそ離れたTV 会議等の情報交換のタイムリ ーな時間が尊い。居場所を特定しないコミュニテイー。少し距離を開けることで親子もお互いの視点に立ち、今まで見えなかった存在に気づく。思いやる心、そんなやさしさを突き詰めていく。リビングの中心を占めていた大型テレビの存在は遠のき、一人一人が壁のない個の領域に居ながら、家族の楽しい会話 ...more

Vol.15 「割り切りと切り捨て」 

様々な要望や思いを抱いて取組む住まいづくり、制約があるのも現実です。それは予算であったり敷地条件などですが都市部の住宅では特に「広さ」に圧倒的に支配されているように思います。結果として割り切りと切り捨て、言い変えると納得と諦めが生じます。設計する立場からすると考え方や暮らし方の工夫や見直しで諦めでなく納得を模索し建て主の暮らしを反映した住まいを ...more

Vol.14 「社会との接点としての窓」 

ロックダウンしたイタリアでは、バルコニーや窓は、歌ったり、演奏をしたり、医療従事者に感謝を伝える等、コミュニュケーションの場です。日本も緊急事態宣言からStayHomeの期間が約1ヶ月になりますが、イタリアに比べると日本の窓は無表情ですね。 我家の窓からは、配達員、自転車の練習をする親子、犬の散歩、雲の流れや若葉の緑が見え、そしてそよ風を感じます。自 ...more

Vol.13 「コミュニティと暮らし」 

“Stay home”うちで過ごそう、と外出の自粛が求められています。私たちも改めて、ちょっとした事で自身が癒され、安心を得ることが、かけがえのないことなのだと感じ、本当の意味での豊かな暮らしについて考える機会となっていると思います。これだけ長く家で過ごすと、やはり暮らしは単に住まいという箱の中だけで成り立つものではなく、地域とのかかわりが同じように重要である ...more

Vol.12 「観察力を養いましょう」 

散歩の回数が増えました。今迄は季節の変わり目に花々を見に行く程度。今では、運動も兼ねて週に二回ほど。同じコースでは飽きてしまうので、東西南北4コース。同じコースは2週間程でやってきます。ただ歩くだけの道が様変わりしました。2週間後には違う花が咲いていたり、新たな発見があったり。 ある住宅の玄関前の小さなスペースに可愛い花を見つけました。ネットでようや ...more