コラム

2020.09.07

Vol. 57「夏の住まいの快適の指標について 」

今夏は猛暑が続き新型コロナ感染症の影響もあり自宅で過ごす人が多い。

熱中症対策にはクーラーは欠かせないが必ずしも快適ではない。

写真の乾湿度計はアナログだが原理が分かり易く理解をしておくと役に立つ。

赤が室内温度で、青が水の蒸発により温度が下がった湿球温度である。

アメリカ空調学会は2005年まで湿球温度の21℃以下が夏の快適範囲だったが、詳細な計測が可能な今日では指標も異なる。とは言え住まいの指標にはこれで十分だと思う。

ある日の自宅の湿球温度は約23℃で快適だ。外気温が34.4℃で室内温度が約28℃になり、表から相対湿度64%が求められる。常時輻射冷暖房機を使っているので、エアコンのように風がない為に扇風機を併用している。快適さには温度と湿度、特に爽やかな風が重要だ。最近のクーラの除湿モードは省エネになる再熱利用で温度を下げずに保つことができる。夏も冬と同じヒートショックがあるので、温度が少々高めで湿度を低くして、身体にストレスを与えないことが大切である。

(詳細:添付資料参照)

記:寺山 実

乾湿度計:室内の湿度により水の蒸発が変わる
常時輻射冷暖房器

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