近年加速化する地球温暖化に伴う気候変動や災害は深刻な問題となっています。
2020年に政府は2050年までに温室効果ガスの「排出を全体としてゼロ」にする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しており、私たちの関わる建築分野においても温室効果ガス排出への影響は大きく脱炭素対応は急務です。
近角真一氏は日本建築士会連合会会長を務められる中でこの脱炭素への目標をどのように建築士が具体的に成果を出して貢献していけるかについて真摯に向き合い取り組まれ、現在もその活動を継続されています。
2025年4月より新築住宅や非住宅建築物にエネルギー消費量を評価するための消エネ基準への適合が義務化されました。この基準は一次エネルギー消費量を抑えた二酸化炭素排出量削減から脱炭素化に貢献するものです。
また、環境・省エネに対する先駆的な実験住宅である大阪ガスによるNEXT21（1993年築）の現在の姿もお話いただく予定です。
近角真一氏の考える脱炭素化では、建築物が新築されるときからの時間軸でとらえられており2050年までに目指すカーボンニュートラルの達成が具体的に見えてきます。このセミナーから、私たちの脱炭素化への更なる取り組みに繋ることを期待します

(有)八生設計事務所の元代表で、新築と改修の実務経験を長く積んでいる山田俊二氏にご登壇をお願いしました。
後世に伝えたい
「真のレジェンド達から習ったこと」
そして
「新築設計で習えなかった修繕設計で習ったこと」
について、お話しいただきます。
ご参加をお待ちしています。

区分所有法の改正をはじめ、マンションの建替えによる再生を円滑化する方策がいろいろと検討されています。
一方で建設価格の高騰等に伴う事業採算性の低下や、合意形成の面でもマンションの建替えは決して容易ではありません。

柴田建築設計事務所の代表、元マンションリフォーム技術協会（maruta）会長で、現在クリーンコンサルタント連合会（ＣＣＵ）会長を務めておられる柴田幸夫氏にお話しいただきます。
実務経験51年、マンションの維持保全に取り組んでからは34年、研鑽を積み重ねてきた改修技術や考え方、管理組合との付き合い方など、当事者として経験したさまざまなエピソードを交えてお話しいただき、次の時代へ伝えるべくご登壇をお願いしました。
さらに「不適切コンサルタント問題」を公表以来、最近発覚した「談合問題」など、マンション改修業界の悪しき習慣について、又「外部管理者方式」などのマンションを取り巻く種々の課題について持論を語っていただきます。
ご参加をお待ちしています