足尾銅山の銅産業における「文化の痕跡」に関する研究
- あかがね街道痕跡道中 -

氏名
石川 光希
所属
前橋工科大学院
工学研究科 建築学専攻
研究室
若松均研究室
作品概要

「文化の痕跡」とは銅産業が作り出した無用の遺構である。産業遺産に指定されなかったため、道端に放置され、遺産の片割れとして現在の足尾町の都市や景観を構成する一部となっている。それ自体が足尾の歴史の重要な語り人である。
本設計では、足尾町のアイデンティティであり、潜在資源でもある「文化の痕跡」に光を当て、街の人々が日常を過ごす簡易的な施設へと転用する。痕跡を使い熟し、生活に馴染ませていくことが小さな建築の存在目的である。
小さな建築は、訪れた人々の主体的な体験の中に足尾の歴史を刻み込む。そうすることで今までになかった観光体験や歴史体験をすることができるのではないだろうか。

作品イメージ

作品ファイル

Profile

  • 略歴

    栃木県宇都宮市出身

一覧へ戻る