コラム

2020.07.12

Vol. 42「新しい二拠点生活」

新しい二拠点生活

 人口の減少と東京への一極集中の為、何年も前から地方創成と叫び続けてきましたが、なかなか進みませんでした。しかし是に来て、新型コロナウィルスによる外出の自粛により、一気にテレワークが進んだ感が有ります。通勤の事を考えなければ何も都内に居る必要も無くなり、出勤が週1回程度なら、生活の拠点の考え方が変わってきます。

 ついこの間まで二拠点住居と言って、週末は地方で過ごす生活が有りましたが、これからは逆に普段は地方に住んで週末は都会に出てきて楽しむなんて事が住まいの選択肢になってきました。自然の豊富な場所で、今までより広い家に安いコストで暮らせますので、テレワーク用のワークスペースの確保も問題有りません。

 狭い敷地と狭い部屋、窓の外は隣家、日当たりや風通しが悪く、庭はない・・・都市にて失われたものは枚挙をいといません。しかし、都会に住む事は通勤や住宅だけでは有りません。豊富な物やお店、多くのイベント、教育環境などなど・・・。

 私たち家族にとっての新しい暮らし方を本当に考えるときが来たかと思います。

記:大川 直治


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新型コロナウイルスで暮らしと住まいは変わる!?
世界中を襲った新型コロナウイルスという大災害の中でのすごし方、そしてその後の暮らしや住まい、環境に対する意識や価値観は変わるのでしょうか。 住宅部会の 建築家達がリレー形式で、それぞれの視点で語ります。

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