コラム

2020.06.24

Vol.34「感染症との複合災害に備えて、今できること」

天気予報では熱中症への警戒とともに大雨や土砂災害の警報などを目にするようになり、梅雨や台風による大雨が今年も心配になります。個人的には昨年の台風19号は居住している区全域に避難指示が出されるものでした。水害だけではなくもちろん地震の心配もあります。もし今、このような災害が発生したら、と考えてみる必要があります。

これまでの避難所での避難生活、人的サポートは、密の回避が求められている現在の新型コロナ禍においては通用しないことは明らかです。やはりここでもステイホーム(在宅避難)しかないと思われます。

地震に関しては、必要に応じ建物の耐震化、家具の転倒防止、備蓄の確保などこれまで在宅避難を阻害していたと思われる事をイメージし、できる対策はあります。水害に関してはそもそも在宅避難ができない場合があるので、密を避けられる避難場所を家族で相談しておく必要があると思います。私は子供たちの学校で配布された、いざという時の行動計画をシートに記入する、「東京マイタイムライン」を家族でつくりました。 

(参考:東京都サイト https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/mytimeline/index.html

記:宮島 亨

2019年台風19号翌日の荒川(2019年10月13日)
日常の風景(2020年6月)




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