コラム

2020.06.09

Vol. 26「快適でエネルギー消費の少ない家」

「快適でエネルギー消費の少ない家」

 4月5月と我が家でも娘が在宅勤務となり、三度の食事の用意は大変です。先日、水道代の請求が来て以前より25%も増えたので、水道局から漏水の疑いが無いかの連絡が有りました。家に居る時間が多くなれば、電気・水道.ガスなどのエネルギー消費が多くなるのは当たり前です。省エネルギーの大切さが費用となって跳ね返ってきて、身にしみます。

 また、家に居る時間が長いので、安定する室内気候が大切です。今は過ごし易い気候ですが、酷暑の夏や冬の寒さは長く家に居るほど身にしみます。私達が感じる体感温度は室温と床・壁・天井の表面温度の平均だと言われています、気密断熱の弱い家は、床・壁・天井の温度が外気温に影響されて快適性が損なわれるとともに、消費エネルギーも多くなります。同時に、部屋と部屋の温度差も大きくヒートショックなど健康にも悪影響を与えます。

 家に居る時間が長いからこそ、健康に快適に過ごせ、エネルギー消費も少なく抑える事が出来る住まいの気密断熱化を進めましょう。

記:大川 直治


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