コラム

2020.05.14

Vol.13 「コミュニティと暮らし」 

“Stay home”うちで過ごそう、と外出の自粛が求められています。
私たちも改めて、ちょっとした事で自身が癒され、安心を得ることが、かけがえのないことなのだと感じ、本当の意味での豊かな暮らしについて考える機会となっていると思います。

これだけ長く家で過ごすと、やはり暮らしは単に住まいという箱の中だけで成り立つものではなく、地域とのかかわりが同じように重要であることを実感します。窓から近所の子供が遊んでいる声を聴いたり、散歩をした時に目に触れたものから季節を感じたり、すれ違う人と挨拶を交わしたり、町内会のLINEGROUPでお勧めのお店のテイクアウトの情報が届いたりした時、ふとそんな事を感じます。

今回、個人、組織に関わらず被災経験をされた方は迅速な対応ができていると聞くことがあります。 もう何かあってから慌てても遅いのだということは、経験された、さまざまな方が教えてくれています。できることから、地域の中で暮らす事について考えていきたいと思います。 

記:宮島 亨




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コロナウイルスで暮らしと住まいは変わる!?
世界中を襲った新型コロナウイルスという大災害の中でのすごし方、そしてその後の暮らしや住まい、環境に対する意識や価値観は変わるのでしょうか。 住宅部会の 建築家達がリレー形式で、それぞれの視点で語ります。

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