「2050年の建築家」シンポジウム:失われた大切なものの創造的再生に向けて

多岐にわたる被害特性に加え、地域ごとに固有の課題を抱えている3.11からの復興にあたっては、人々の安心・安全のよりどころである建築やコミュニティーの力を活用することが必須です。
地元の人々の要望に耳を傾けながら、それらを方向づけ、空間化し、地域雇用の場も含めた持続可能な生活環境を創造的再生として継承発展させていく必要があります。

そういった復興支援活動やその先にあるまちづくりでは、建築家を含め各分野の専門家がそれぞれの専門性を発揮して役割を担っていくことを市民社会は期待しています。

復興支援の枠組に留まらず、日常のまちづくり活動の中で建築家の果たすべき責務と役割についての意見交換を通して、『2050 年の日本』の姿を炙り出します。

『2050 年』を想定して、そこからバックキャストすることで、日本型建築生産システムの行方にある『2050 年の建築家像』をポジティブなものとして語ることができます。

シンポジウムの後段では、地球規模の環境や世界の趨勢を視野に入れ、地域とともにある建築家の活動姿勢を踏まえて、次世代に向けた建築家のあり方を「建築家宣言」という形で世界に向けて発信します。

日程
9 月27 日(火)9:00 ~ 12:00
会場
東京国際フォーラム ホールC
主催
2050 年の建築家シンポジウム実行委員会(JIA)

一覧へ戻る