相談内容

線路と道路に挟まれた海を埋め立てた市街地の狭小土地

下町の市街地で昔海を埋立したと言われる土地です。中央分離帯と2m歩道がある交通量が多い線幹線道路と3mの高い位置を走る電車の線路敷に挟まれています。近隣商業地域、準防火地域、容積率300%、建蔽率80%、第三種高度地区の土地で老朽化した電線製造工場建物を解体し数敷地が分割されて売りに出されています。敷地は狭いのですが、実家や駅からも近いため馴染みの土地で利便性も良く購入を考えています。RC地下+木造3階建てを考えていますがこの様な土地に家を建てても大丈夫でしょうか?

         


 

市街地狭小土地での3階建て計画ですので、用途地域等の法的規制で特段の問題ないと思われますが、埋立地は一般的に軟弱地盤と言って柔らかい土である可能性が高く、その上に3階建て住宅を考えておられるため、  軟弱地盤の程度によって地盤改良、又は杭打ちを考える必要があり土地調査の地質データを知る必要があると思いますので、購入前に売主から地質調査報告書を提出してもらい地質の確認・チェックしておきましょう。
また、軟弱地盤の土地では一般的な土地に比べ電車や車の走行による振動の影響で揺れも大きい事を覚悟しておく必要もあると思います。
土地購入後の設計では、北側の電車、南側の幹線道路の騒音に対する対策も講じる必要があると思います。

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