日本における土を建材として用いた住宅プロトタイプの提案

氏名
植野 果歩
所属
東京電機大学大学院
未来科学研究科 建築学専攻
研究室
建築設計(日野雅司)研究室
作品概要

世界の住居の1/3 は土の建築と言われており、日本は木が豊かな国であったため、土が建材として重要性を持たなかった世界の中でも珍しい国とされている。環境負荷削減の暮らしに転換するため、エネルギーを減らす構法として、「土」が建築と社会に果たす役割は大きいと考え、環境にやさしい「土」を現代にふさわしい建築材料として見つめ直し、穏やかで乾燥したヨーロッパと違い、湿度の高い日本で「土」を用いた住宅のプロトタイプの提案を行う。CASE1では版築造と土を盛って暮らす住宅をテーマに、緩い斜面地に版築壁を構造的に利用した住宅を提案。構造体として版築壁を自立させ、剥離や転倒を防止するため、アスペクト比の4:1を基準に片面を傾斜させる。年を重ねる度、緑に覆われていき自然に還る建築となる。CASE2では版築壁と土壁を用い、フレームに土を纏い、自然と共生しながら生きる住宅を提案。緩やかなカーブを描いた壁は自由度の高い竹小舞で作り、左官仕上げとすることで調湿、蓄熱の機能を持つ。CASE3では木造住宅とのハイブリットとし、1階部分の建築と基礎に土を使うことを試みる。等々力の地層が立ち上がったような壁に、従来の木造住宅がのる。2階リビングとし、等々力不動尊のある緑豊かな方向に開くことで、この地の風景を室内まで引き込み、風通りの良いリビングルームとした。

作品イメージ

作品ファイル

Profile

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    水泳

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