わたしは年の離れた友人、助川さん（看護士さん）との何気ない会話から「 今後の社会における高齢者の住まい方 」について修士設計で取り組もうと決めました。
身近な高齢者の皆さんや助川さんとお話ししながら設計を進めていく過程で、ある風景がわたしの中に浮かびました。
それは、「 地域 ＋ 元気高齢者 」という風景です。
難しい問題が多い、どちらかというとマイナスなイメージがある高齢化問題。
しかし、わたしが思っていたよりも現在、そしてこれからの高齢者は元気で生きる楽しみを失っていない方が多いと感じました。
その姿を見せることで、高齢者（社会）に対してプラスなイメージを他の世代が持つこと、そして高齢者が尊敬されつつ暮らす場所を考えました。
敷地は地元札幌市の住宅街。町内の高齢者の皆さんに「暮らしのアンケート」を行うことから始めました。