作品詳細

人々のあつまる風景を広げる建築群の設計

氏名
山梨 綾菜
所属
前橋工科大学大学院 工学研究科 建築学専攻
研究室
石田敏明研究室

作品概要

私たちの身の回りは様々な物があつまることによって形成されている。建築は空間の集合であり、都市は建築の集合であり、人、金融、交通、制度を統合することで国家が成立している。
日常の生活を「あつまる」という視点で捉え直したとき、その結果として生じる形態の魅力や新たに放出されるエネルギーに惹かれていった。「あつまる」現象によって生み出されたものを観察して行くうちに常に何らかの関係性を持ちえる人の存在を見直した。人々もまた個人のあつまりであり、家族や多様な集団のあつまりなのである。
私は、「あつまる」ということが過去から現在、未来において物事を成立させる際の基本的・かつ不可欠な要因であると考えている。人々はあつまることで身を守り、力を持ち発達してきた。あつまるという行動が村落を形成し、交流を促し、産物を生み出してきた。そして2011年3月11日の東日本大震災を経験した私たちは「あつまる」ことの重要性を身を以て体験している。人々があつまる風景を1つの価値として捉えることで、近代の建築群が形成する均質な風景から、生身の人間から生まれる活力溢れた風景へと変化させることができるのだと信じることから修士設計を進めていった。本設計はあつまり住まう集合住宅とあつまり学ぶ場である小学校の設計から、人々のあつまる風景を生み出す建築のタイプを提案し、その風景を広げることで生まれる新たな可能性を提示するものである。

プロフィール
山梨 綾菜

1988年 福島県生まれ
2006年 福島県立福島南高等学校 卒業
2010年 前橋工科大学工学部建築学科 卒業
2012年 前橋工科大学大学院建築学専攻 修了

受賞歴

2008年 第3回JIA北関東甲信越学生課題設計
コンクール2008 審査委員長賞
2009年  第4回JIA北関東甲信越学生課題設計
コンクール2009 金賞
2009年 第9回東京建築士会「住宅課題賞」 優秀賞
2009年 前橋工科大学卒業設計 入選
2012年 トウキョウ建築コレクション2012
全国修士設計展入選
現在 aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所勤務

作品一覧にもどる

PAGE TOP