出展作品一覧

集落的建築研究

氏名
干田 正浩 
所属
工学院大学大学院 工学研究科建築学専攻
所属
藤木隆明研究室

作品概要

 集落的建築研究とは、究極のセルフビルド建築である「集落」 のもつ多様性や許容力、環境適用性を見いだし、新たに建築を 作る上で取り入れることを目的とする。
アフリカを縦断する長い旅の途中で、一つのスラムに出会う。 そこには電気や水道といったインフラ設備はほとんどなく、 トタン屋根と荒れ果てた広大な大地が広がる。
人口の半数はHIVに感染し無邪気に走り回る子供達の周りには 覆い尽くすかのような大量のゴミ。
我々先進国の食い物にされてしまったアフリカの皺寄せが このスラムである。
スラムの一部をクリアランスではなく更新するために、現状の 住まい方にあわせつつ、よりよい環境に変えていく。
そのためには一度にバッサリと建て替えるのではなく、既存に 従いながらも建て替えができるシステムを提案する。
集落のフラグメント(断片)をサンプリングし、それらを新しく 計画する上で建築に適用することで、「集落」の要素を抽出した セルフビルドシステムの居住区を提案する。
世界の果てで、建築に何が可能だろうか?
プロフィール
干田 正浩
1983年 東京都生まれ
2007年 工学院大学建築学科 卒業
2009年 工学院大学大学院修士課程建築学専攻 修了 

受賞歴
第3回 大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ 2006 出展
AR AWARDS 2006 HONOURABLE MENTION 受賞 
共に「aqua-scape」by fujiki lab 東芝未来エレベータコンテスト 優秀賞
2008 ishikawa group 住宅設計コンペティション 優秀賞
工学院大学修士プロジェクト 最優秀賞 建築デザイン賞
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