出展作品一覧

ミチの建築 —現状分析に基づくホスピスの提案—

氏名
すみよし かほり 
所属
神奈川大学大学院 工学研究科建築学専攻
所属
室伏次郎研究室

作品概要

 場が連続して展開する空間に興味を抱いてきた。それは、建築に写真や映像では表現できない、実際に体験することで得られる魅力が秘められているからである。
卒業した時の最後の教室で過ごす時間は、実際に自分の足で教室や校舎を歩いて風景を感じ、自分の経験としてそれを獲得する行為であり、とても重要な行為となる。 本計画は、柔らかい光に包まれたシークエンシャルな空間で、自らの居場所を選びながら生活を送る事ができるホスピスであり、余命を宣告された人にとっての風景を演出した提案である。
ホスピスとは、末期がんの患者が、残された時間を自分らしく過ごせるように、痛みなどを取り除く医療が行われる病院の事である。そこでは、治療が目的の一般病院とは異なり、食事や外出、面会などが全て自由で、家のような生活が送れる様な配慮がなされている。
敷地は高田馬場駅から徒歩15分程の住宅街の一画に位置し、その中では静かな療養環境が保たれる。また、歩いてすぐの所に商業施設が多くあることから、健康な人が送る本来の日常的な生活を送る事も可能である。つまり、高田馬場は療養する事と、日常生活を送る事が両立できる場所である。
一人でも、皆と一緒でもいられる場所が連続的に続く病院を計画することで、患者とその家族の生活の質が向上する事を目指した。
プロフィール
すみよし かほり
2002年3月 東京都立八王子東高校 卒業
2006年3月 神奈川大学 工学部 建築学科 卒業
2009年3月 神奈川大学大学院 工学研究科
          建築学専攻 卒業
修士設計「ミチの建築」工学研究科優秀賞受賞
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