地下鉄駅
−東京メトロ副都心線・東急東横線新渋谷駅−
氏 名
石山 裕樹
所 属
明治大学 大学院 理工学研究科 建築学専攻
研究室
建築空間論研究室
作品概要
 今日、大都市において地下鉄の担う役割が非常に大きくなっている。既に成熟し尽くした都市空間において多量の人を移送可能にするネットワークを築く手段のひとつとして、必要不可欠なインフラとなっている。
 特に地下鉄の駅施設は一日に何十万人もの人が利用している。最近では駅に付随する機能も多様化し、単なる動線空間としてでなく、都市公共施設としての色をますます強めている。
 しかし、駅の設計において、都市公共施設として計画されたものは皆無に等しい。建築空間としてではなく土木的な動線空間として経済性、合理性、が優先された計画の駅がほとんどである。地下という空間に「息苦しい」「分かりづらい」「迷いやすい」などマイナスのイメージを持つ人が多いのではないだろうか。
 そこで本研究では地下鉄駅を調査・分析し、その問題点や、改善が必要と思われる要素を抽出していく。 また、近年、都営地下鉄大江戸線やみなとみらい線の各駅のような、建築家による建築空間としての駅が計画されはじめてきた。そこで、国内外の先進的な地下鉄駅事例を分析し、取り入れるべき新しい技術や空間手法を概観する。さらに、これからの地下鉄駅に求められるであろう機能や空間がどのような物か考察する。
 以上の結果から地下鉄駅がどのようにデザインされるべきか、模索することを目的とし、東京メトロ13号線(副都心線)の開業に伴う、新渋谷駅の具体的な設計提案を行う。
作品01
作品02
(pdf 1.1MB)
味岡美樹
Profile
1984 東京都生まれ
2002 東京都立駒場高等学校 卒業
明治大学理工学部建築学科卒業 卒業設計「低層高密度集住体」
2008 明治大学 大学院 理工学研究か 建築学専攻 博士前期過程 修了
現在 (株)坂倉建築研究所 勤務
● 受賞歴
2005 9坪ハウス2005 優秀賞
JIA神奈川卒業設計コンクール 金賞
明治大学卒業設計優秀賞、生稜賞受賞
Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2007
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