横浜市三ツ境南口商店街の再生計画 〜コモンスペースを軸にした住商混成型空間構成の提案〜

氏 名 安藤ゆう子
所 属 関東学院大学大学院 工学研究科 建築学専攻
研究室 渡辺明次研究室
   
作品内容

 この計画は、今日の変化する家族形態において大切なことは人との交流と捉え、コミュニケーションの場としての居住地を模索することから始まる。そこで衰退傾向にあった商店街が、近年、コミュニティの中心施設として再評価され、また市街地活性化の観点から居住併用の推進が必要とされていることから居住地として商店街を提案する。しかし、具体的に居住地としての有効な整備手法は確立されておらず、商店街の機能としても売買のみでしかないのが現状である。
そこで可能性のある場所として、商店街が事業主体となり高齢者への福祉活動を行っている三ツ境南口商店街を計画地として提案し、商店街における生活の可能性の空間装置として、有効的なコモンスペースを提案する。整備として敷地の換地を行い、広場、歩道空間の創出、店舗、支援施設、住宅等を新たに設け、それらを屋外コモンスペース、屋内コモンスペースとして展開した。
 コモンスペースは商店街、来街者、居住者にとって、パブリックコモンスペースとプライベートコモンスペースとなり、この計画では同士をつなぐことを可能にし、多重な空間が創出できる。それらは商店街の中で大きな役割を果たし、商店街が相互扶助的な地域社会の中心となる、コミュニティタウンとしての計画となる。


   
 


(PDFファイル・374KB)

プロフィール
2003 関東学院大学大学院工学研究科修了


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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2003
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