「まちづくりにおける歴史的遺産の活用に関する研究」

氏 名 横内 啓
所 属 工学院大学大学院 工学研究科 建築学専攻
研究室 澤岡研究室
   
作品内容

 本研究は地方都市における中心市街地の衰退が問題となっている状況をふまえ、その地域の中で「親しみやすさ」「懐かしさ」を感じさせるような生活や文化と密接な関係のある「歴史的遺産」の保存・活用を行うことから、まちに新たな命を創出することを目的としました。
 プロジェクトとして、甲州街道に沿って約400mの道のりに5軒の造り酒屋がならび、一本路地に入ると風景も一変し寺社が多く建ち並んでいる長野県諏訪市二丁目地区をとりあげ、その中間地点にある醤油・味噌の醸造蔵(元亀源醸造株式会社)に着目し「クラの現代への可能性」「クラの再生手法」「クラのまちづくりへの可能性」の分析と共に、現地で「実測調査」を行うことによるリアルな空間体験をすることから、クラをまちの中で保存・活用する為のプログラムと設計手法を探求しました。
 そして、まちと一体となるようなクラ本来の内・外部空間を更新するには、新しいプログラムの「主・従」空間を明確にし、その「主」「従」の空間をどのように作るのか、あるいはどのように結ぶのか、そしてまちに対してどのように作用するのかを考えながらデザインする事は敷地内でのクラの再生だけではなく町の再生へとつながると導きだし、亀源プロジェクトを行いました。


   
 
(PDFファイル・3.8MB)
プロフィール

横内 啓(Hiromu YOKOUCHI)
 1976年 東京都八王子市生まれ
 2001年 工学院大学工学部第一部建築学科建築学コース   卒業
 2003年 工学院大学大学院工学研究科建築学専攻澤岡研究室 修了

受賞歴 
 2002年   2002年度日本建築学会設計競技「外国人と暮らすまち」 関東支部入選
 2003年2月 工学院大学大学院修士設計 武藤賞(最優秀賞デザインプロジェクト)

その他

From 29th Octorber to 23rd November 2001
Doi-Tung 2001
5th Workshop of planning and urban design in asia (Thailand session)
(Theme:Tourism,Heritage,Sustainable Development)(CERGT-PONTOISE) 


mail: hy0515jp@yahoo.co.jp

 


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