■消臭(吸着・分解)メカニズム カーペットの表面に加工した多孔質タイプの機能性特殊高分子素材に含まれる有機窒素化合物と数種類の金属塩により、ホルムアルデヒドを化学反応機構と化学吸着分解機構の2つの方法で消臭(吸着・分解)します。
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A 化学反応でホルムアルデヒドを安全な物質に分解します。 |
特殊な有機窒素化合物に結合したホルムアルデヒドは有害性の少ない物質に分解されます。 A.ホルムアルデヒド化学反応機構

Aの化学反応機構は、化学反応であり反応性に優れた物質を使用していますので、ホルムアルデヒドの消臭公開に速効性がり、初期性能に優れています。
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B 触媒作用によりホルムアルデヒドを安全な物質に分解します。同時に消臭性能が再生される
「サイクル消臭」です。
特殊な金属塩に結合したホルムアルデヒドは、金属塩の触媒作用によって分解されます。金属塩は再生されますので、繰り返し消臭(吸着・分解)されます。
B.ホルムアルデヒド化学吸着分解機構
 Bの化学吸着分解機構は、Aに比べて初期の消臭効果は大きくありませんが、触媒作用によりホルムアルデヒドが分解すると同時に消臭性能が再生される“サイクル消臭”ですので、効果の持続性が優れています。
性能の異なったAとBがプラスされることにより、非常に強力な消臭効果を発揮します。
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ホルムフレッシュの能力
10uのトリプルフレッシュ加工のカーペットでホルムアルデヒドに対してどれだけ消臭(吸着・分解)効果があるか理論計算値を求めました。 ■理論計算方法
ホルムアルデヒドの発生源は建材材料の骨材、下地や仕上げ材の合板、その他のビニールクロスや、工事の為の接合材など多種多用であり、発生源としてラワン合板を中心に考えました。
一般的なラワン合板(厚さ9mm)に含まれるホルムアルデヒド量は0.002mmg/g※1
であり、ラワン合板の重量は約4.5kg/uですから、ラワン合板1u当たりのホルムアルデヒド量は約0.002mmg/gx約4.5kg=約9mgになります。(また、この数値は長期にわたり放出される可能性のある数値です)
トリプルフレッシュ加工のカーペットを10u(約6畳分)使用した場合、化学反応機構で約2,000mgの消臭能力がありますので、uに換算すると、約2,000mg÷約9mg=222uのラワン合板に対し消臭(吸着・分解)効果があることになります。
壁面4面が高さ2.5m巾3.5mの壁があると考えても、2.5mX3.5mX4面=35uですから室内に使用した場合非常に優れた消臭(吸着・分解)性能があると考えられます。また化学吸着分解機構はホルムアルデヒドを吸着するとともに、触媒作用によりホルムアルデヒドを分解し、消臭性能が再生されるサイクル消臭ですので、長期間にわたって効果が発揮されます。
※1 建材中揮発性有機成分の測定効果
横浜国立大学環境科学研究センター紀要22(1)による
ホルムアルデヒドの消臭効果を確認 クロスを張り替え、家具を入替えるなどの改装をし、ホルムアルデヒドが発生している部屋に「トリプルフレッシュ」加工したカーペットを敷き、その効果を確認しました。
<測定場所>・・・・改装した部屋
<測定状況>・・・・ホルムアルデヒド初期値 11.9ppm
(目への刺激が強く窓を開けなければ居られない状況)
<改装内容>・・・・クロス張替え(壁面4面)
家具の入替え @木製机 A木製書棚 B木製ロッカー
<広さ>・・・・・・約18u(12畳)
<トリプルフレッシュ加工カーペット>・・・・約6u(4畳)
<測定方法>
※ A 1〜3日目はガステックス社製検知器
(ホルムアルデヒド検出限度0.5ppm)にて測定
※ B 30日目は吸収・吸光光度法島津製ホルムアルデヒド分析器「SILSET」(図)
(測定範囲 0〜1ppm) ※ 限定された環境条件下にあたる目安であり、実際の環境条件は種々異なります。
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