9.進化し続ける技術
1998年、最初に開発された第1世代のトリプルフレッシュは、シックハウスの原因物質の中でも、その代表格であるホルムアルデヒドをメインターゲットとしました。
これは、ホルムアルデヒドが長期間にわたって発散され続ける性質を持ち、体をどんどん蝕んでいくこと。また発ガン性が指摘されている有害な化学物質であることなどが、その理由となっています。
こうしたホルムアルデヒドの危険性については、その後、改正建築物衛生法やシックハウス法(改正建築基準法)によって、規制の対象となったことからも明らかです。
第1世代のトリプルフレッシュは、このホルムアルデヒドを中心にタバコ臭、生活臭の3つの消臭効果でセンセーショナルなデビューを果たしました。
2000年に開発された第2世代の「トリプルフレッシュプラス」は第1世代のトリプルフレッシュに介護臭(汗臭・便臭・加齢臭)の消臭機能を加えたもので、病院や介護施設などでその効果を発揮しています。
第3世代は2002年に開発された「トリプルフレッシュバイオ」。空気消臭清浄機としてこの技術が活用されています。
そして第4世代では 第1世代のトリプルフレッシュに、ダブルの消臭効果で、消臭能力が2倍にアップして進化しました。

第1世代(1998~) トリプルフレッシュ
シックハウス対策用インテリア商品としてリリース。一般家庭をはじめ、保育園などで高い評価を得ています。また、タバコ臭などの消臭機能にも注目が寄せられ、ホテルの客室や宴会場、オフィスの喫煙コーナーや休憩室などでも好評を得ています。

第2世代(2000~) トリプルフレッシュプラス
第1世代のトリプルフレッシュに介護臭(汗臭・便臭・加齢臭)の消臭機能をプラスして登場。高齢社会に対応したインテリア商品として、介護施設や病院などで採用されています。

第3世代(2002~) トリプルフレッシュバイオ
従来のトリプルフレッシュに加え、染色技術を応用することで、冷蔵庫用消臭フィルターに人工酵素を付与することに成功。
しかも人工酵素の触媒作用により、持続的な消臭効果を達成しています。
この技術は空気消臭清浄機に活用されています。
[海を越え、世界でも高い評価]
トリプルフレッシュの消臭技術は国内だけでなく、海外でもグローバルな評価を得ています。とりわけ環境保全の意識が高いヨーロッパ、そして世界の経済を牽引する消費大国アメリカ。先入観なしに、いいものはどんどん取り入れていこうとするこれらの国に認められたことが、世界各国への進出に弾みをつけました。2002年からドイツのメーカーに、2003年からアメリカのカーペットメーカーに薬剤の供給を開始しました。


第4世代(2008~) トリプルフレッシュⅡ
第1世代のトリプルフレッシュに、ダブルの消臭効果で、消臭能力が2倍にアップしました。
ダブルの消臭効果とは、性能の異なった「特殊な窒素化合物の化学反応」と「金属塩の触媒作用によるサイクル消臭」をプラスすることにより、従来のトリプルフレッシュに比べ、6時間後の測定で2.2倍、その後もほぼ2倍の消臭効果を発揮することが確認されています。