1. 第1回 テーマ:「軽井沢スタイル」 概要・審査結果
 第1回の建築系高校生対象コンペティション「軽井沢スタイル」は、全国24校から446点という多数の作品が応募されました。それらの作品は、審査委員会(審査委員長:泉幸甫先生)により厳正に審査され、最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作10点を決定。さらに応募作品多数のため、奨励賞27点と奨励学校作品賞15点を追加選出しました。
第1回建築系高校生対象コンペティション-概要と結果
■概要
 ≪テーマ≫ 軽井沢スタイル

 ≪趣 旨≫ 美しい自然をもつ避暑地として発展してきた軽井沢は、高速交通網が整備され首都圏からのアクセスが約1時間となり、より身近なものとなりました。そのため、都会で働き軽井沢を居住地をとする家族が増加しています。都会で働きながら軽井沢の自然の中で暮らしを楽しめる永住型住宅のイメージ、アイデアを提案してください。

 ≪設計条件≫ 計 画 地 長野県北佐久郡軽井沢町
敷地面積 356.25u
用途地域 第一種住居地域(最高高さ10m以下)
建ぺい率 20%(軽井沢自然保護対策要綱による)
容 積 率 20%(軽井沢自然保護対策要綱による)
構  造 木造在来軸組工法
家族構成 2人(30代の夫婦とする)

 ≪敷 地≫

 ≪審査委員会≫ 審査委員長 泉 幸甫(建築家)
審査委員  中央工学校建築系高校生対象コンペティション審査委員会

■結果
 ≪最優秀賞≫ 山梨県立甲府工業高等学校 − 2学年 − 築野 崇也
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 ≪優秀賞≫ 山梨県立甲府工業高等学校 − 2学年 − 白川 いずみ
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群馬県立館林商工高等学校 − 2学年 − 天ケ谷 かおり
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 ≪審査委員長所感≫ 高校生の作品は手を抜かない分エネルギーを感じる。将来性を感じる作品があった。
いい建築家が出てくれるとうれしい。

泉幸甫先生

 ≪審査委員会講評≫ このコンペは、高校生が持っている純粋なイメージ・アイデアを発表する場として提供させていただきました。提出された作品は、それぞれにアイデアがいっぱい詰まったものばかりでした。選定に苦慮したことは間違いなく、改めて高校生の発想力の斬新さに驚かされました。賞にもれた作品にも力作が多く、楽しみながら選定することができました。
次回も夢のある作品を期待しています。