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委員会からのお知らせ

支部長Report 2021年 6月号

支部長Report 

2021年 6月


JIA活動は2021年度がスタートして一ヶ月が経ちました。

皆さま、委員会・地域会・部会におかれましては計画に沿って様々な活動を進めていただいているものと思います。支部常任幹事会においても重点課題として挙げた各課題のWGを設け活動を始動いたしました。度々申し上げますがオンライン活用の有能性は周知のことであり、より幅の広い活動展開が可能となります。まさに従来の形から脱皮した新しい時代の活動形態が望まれているものであり、その為にも慣例にとらわれず柔軟な姿勢で取組んでまいりたいと思います。

さて6月は様々な勉強する機会に恵まれました。ご案内の通りSDGs達成目標年の2030年や2050年カーボンニュートラル達成に向けての取組みは全世界・人類共通の課題です。特にエネルギー消費を伴う建築生産に携わる私たち建築家の取組み様は大きな影響があり、自らの職責を自覚し役割を果たしていかなければなりません。私たちは専門家として係る知見を高め真摯に取組んでまいりたいと思います。

2021年度も引続き宜しくお願い申し上げます。

2021年7月1日 関東甲信越支部 支部長 慶野正司


6月  1日  SDGs建築フォーラム2021 実行委員会(zoom)

トラブルのない開催に向けて準備中です。参加登録も始まっており申し込み状況を確認すると、まだまだと言うところで更にPRしていかなければなりません。新たにSDGs活動が社会で声高に叫ばれていますが、そもそも私たちの日常の設計活動を振り返ると既に17ゴールのどれかにあたる活動をしています。その自らの日常を再確認しながら持続可能な社会にむけて更に建築家の役割を考える機会となります。是非、ご参加ください。(本レポート発行時点ではフォーラムは終了していますが)

 

6月  4日  支部三役会(zoom)

2021年度スタートにあたり支部運営や活動について意識共有を図る為に三役(正副支部長+幹事長)と総務委員長で打合せを行いました。具体的には目前の常任幹事会の議題整理や常任幹事会内WGの活動方針についてです。就任2年目となる本年、昨年積み残したことや新たな展開に向けて整理しながら進めて参ります。

 

6月 11日 法人協力会員 「JIAオンライン技術セミナー」(zoom)

昨年スタートし第7回目を迎えた「オンライン技術セミナー」は、「環境機能材としての透水性舗装材について」と題し(株)フッコーさんにレクチャーいただきました。ドライテックという透水性コンクリート舗装製品をご紹介いただき特徴やメリットを解説いただきました。その有効性から参加者からは技術的な視点の質疑も多く実用性の高い商品として評価されたことと思います。参加した方々にとってもまた一つ設計上の武器となる技術が増えたことでしょう。引き続き設計の幅を広げていただける本技術セミナーの開催に期待いたします。ありがとうございました。

 

6月 12日 「25年賞タスクフォース」との意見交換会 (zoom)

本部教育委員会内で活動する25年賞タスクフォースの呼びかけで全国の支部からの参加を得て意見交換会をおこないました。今年で25回を数え公募を開始した「25年賞」の更なる展開に向けてその意義と運営に対して各支部からの意見聴取と募集のお願いです。そもそも建築は建築主、維持管理者、利用者そして設計者により生まれ活用されるものであり単に建築物自体だけではなく、建築に関わる時間軸を評価するもので建築の本質とも言えるセレクションとアワードと言えます。皆様の応募をお待ちしています。

 

6月  18日 支部常任幹事会 (zoom)

2021年度最初の常任幹事会です。スタートにあたり年間の活動計画や常任幹事各位の担当業務などの確認を通して意思共有を図りました。新体制の運営で新たな試みも検討しており慣例にとらわれず見直ししながら一歩ずつ進めて参ります。また当日は新旧幹事会各位に参加いただき会議後のzoom懇親会に至るまで有意義な時間となりました。退任される赤羽監査、渡邊副支部長ありがとうございました。

 

6月  24日2021年度本部総会 (集合)

昨年度同様に在京会員に限り参加をいただき開催しました。もちろん万全な感染対策のもと会場参加は十数名です。事前の書面表決および委任状により総会は成立し全議案が滞りなく承認されました。冒頭の六鹿会長の挨拶ではSDGsゴール達成に向けてまた2050年カーボンニュートラルに向けて建築家の役割を共有し、しっかりと貢献できるように取り組む姿勢を示されました。支部としても本部と協調し活動に繋げて参りたいと思います。

 

6月  24日 第279回理事会 (zoom)

総会後の本年度第1回目の理事会です。在京理事はJIA館内で分散し全国の理事はzoom参加により開催されました。審議事項の業務執行理事選任において昨年に引き続き関東甲信越支部からは森氏と私(慶野)が副会長として承認いただきました。私にとっては極めて重責ですが能力相応に努めて参ります。宜しくお願いいたします。また報告事項において脱炭素社会に向けた建築の省エネ対策に係る検討会の報告がありました。今後、企画されているセミナーなど積極的に参加し知見を高めJIA全体で取組む課題です。そしてもう一点、本年開催延期するJIA建築家大会沖縄開催を調整の末2022年11月に開催する予定であることが報告されました。是非ともマスクなしで参加できるように楽しみにしています。

 

6月  25日 SDGs建築フォーラム2021 (zoom)

コロナ禍により開催延期や会場変更などあり約2年間準備してきた「JIA・SDGs建築フォーラム」の本番です。建築家会館ホールを会場として各スピーカーと配信スタッフのみ集合しオンライン配信されました。フォーラムは3時間という短時間ながら非常に内容の濃いプログラムです。当日は一部配信不良がありましたが段取り良く進み最後のJIAの意志表明へと至りました。また参加者は660名と大勢の会員・一般の方に参加いただき関心の高さがうかがえます。後日動画配信も予定していますので参加いただいた方もできなかった方も是非ご覧いただけますようお願いいたします。もちろんこのフォーラムは終着点ではありません。SDGs達成目標年の2030年やその先の持続可能な社会づくりに向けて、私たち建築家の役割を自覚して継続的に研鑽し実践に移して参りたいと思います。

 

6月  30日 JIAアーバントリップ・シンポジウム「大井町駅前パブリックスペースへフォーカス」(集合)

2018年JIA東京大会の企画の一つ「大井町駅前パブリックスペース設計コンペ」により選定された案が、昨年2020年9月竣工しました。既に、支部ホームページActivity & Event欄にて、JIA発注者支援事例の報告として紹介されておりますが、コンペの主催者である品川区、コンペ最優秀者・設計者である「あかるい建築計画」、コンペ審査委員長千葉学氏、発注者支援の中心を担ったJIAメンバーを招き、それぞれの立場から語りあって頂く、参加者も含めたリアルシンポジウム&パネルディスカッションで構成される第93回JIAアーバントリップです。良好な建築および周辺環境づくりに向けて私たちが持つ知見を活かし発注者を支援することは建築家職能の一つです。今後も引続き本事例を通してその意義を社会に発信して参ります。

 

6月  30日 学生会員交流会 (zoom)

自主的に定例会を開催している学生会員の交流の輪が他支部に広がりを見せています。その初の試みとして近畿支部で立ち上がった学生委員会のメンバーとの交流会を自発的にセットされました。近畿支部からは津田支部長と6名の学生会員、関東からは執行部メンバーの一部と学生会員の参加であり、もちろん学生主導の情報・意見交換会です。今後も学生同士の交流会を継続する旨の確認をし、さらに全国的にも盛り上げていきましょうと締めくくりました。学生会員との交流は私たち正会員にとっても新鮮であり今後の展開に期待が膨らみます。

 

 

 

以上、ご報告いたします。