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委員会からのお知らせ

支部長(藤沼 傑)Report 2018.5月

5月7日 全国大会実行委員会

都内某区の公共コンペ開催が内定したので、審査委員長の選出など詳細な協議をした。一方、協賛金についてはまだ目標に達していない。この機会にJIA協力会員企業との新たな関係を模索していきたい。

 

5月8日 学生卒業設計委員会

委員会会計報告について経緯の説明を求められ、会計処理の仕方について説明した。この卒業設計コンクールを通して多くの学生がJIAの存在を理解するが、その後の受け皿が整備されていないのが課題である。学生を含めた次世代のための活動を充実させることが急務である。

 

5月9日 東京都都市整備局

アルカジアの大会とJIA全国大会について、状況を都市整備局に説明した。また、公共コンペを検討していただいたことについてお礼を申し上げ、都内某区の方でコンペが実現しそうだという報告を行った。

 

5月9日 ドイツ建具メーカー 対応

JETROの紹介で、Schuco社がJIAを訪問した。これまで、一部の既製品窓のみ日本で販売していたが、今後は日本市場に参入したいとのこと。Schuco社は海外では大手のサッシュメーカーで、アルミ断熱サッシュを世界で初めて開発したメーカーとのこと。国内ではメーカーの統廃合が進んでいるので、選択肢が増えるのは良いこと。

 

5月11日 アルカジア諮問会議

5会が集まって、アルカジアの最新情報をJIAから説明した。建築資格制度など、アジアの状況をもっと周知させること。大会ホームページは日本語も充実させ、より多くの日本人が興味を持つようにすることなどが協議された。

 

5月11日 埼玉地域会総会

埼玉は地域会会員が48名登録している。主な活動は埼玉建築設計監理協会と共催している卒業設計コンクール、春と秋に開催している新木場木まつりでのセミナー等。2017年度は熊谷でこども空間ワークショップを中野地域会と共催した。もう一つの特徴は、建築相談を川越と大宮で毎月開催しており、年間60件もの相談を受けている。千葉・神奈川などと比較すると行政との関係が少ないが、このように多彩な活動を展開している。また、地域会協力会員企業との連携も強化していること、総会には若い人も参加していたことなどから、今後の村田代表の活動に期待したい。

 

5月14日 本部国際交流委員会・支部国際事業委員会合同会議

BCJからの助成金について、海外出張旅費規定について協議承認。タイASA全国大会に会長と高階委員長が出席した報告。来月AIAの全国大会において協議事項の確認などを行った。AIAがどのように会員を募集しているのか、若手の育成はどのように行っているのか、活動資金はどのように集めているのか等、協会の基礎的な情報を収集し、JIAの今後の活動の参考にしていく予定。現在はRIBAとの協定はないが、委員にRIBA会員がいるので、今後はRIBAの情報も集めていく。

 

5月18日 常任幹事会 役員会 総会 会員集会 懇親会

1年の活動の総括として、この日は朝から夜までJIA。全ての行事が無事終わると、1年がまた過ぎたと実感する。今年も何とか黒字決算となり、繰越金を取り崩すことはなかった。会員数が微減傾向にあるが、活動が減っている事はなく、さらなる活動の可能性を感じる決算内容だった。会長からは、国際、行政との関係、地域でのリーダーシップをJIAの活動主体とすると言うメッセージを頂いた。セミナーなど自己研鑽の活動が目立つが、実際は各地域会で行政との関係を細かく構築している。このような長年の関係を、具体的な政策に実行できる環境が整いつつあると実感した。

 

5月19日 東京都学生卒業設計コンクール

今年は51もの作品応募があった。最初のご挨拶だけで退席したので、審査内容は見ていない。先月、インドネシアの建築学科卒業設計を審査したが、作品の傾向が随分と異なる。日本は、一口で言うと、作品の「建築離れ」した、コンセプト重視のものが多いと感じた。

 

5月23日 マンション大規模修繕に関しての協議会

東京三会でマンション大規模修繕において、建築士が業者からキックバックを受けている問題について協議。近年のビジネスは、サービスと対価とが一対一であった昔のモデルから、間接的な収入により消費者からは一見非常に安価に見えるサービスに移行している。しかし、国家資格を持った建築士は倫理規定を厳しく守る義務があり、このような新しいビジネスモデルが市民に誤解されないための慎重な対応が必要となる。次の日の本会議で、この課題についてさらに協議を進める。

 

5月24日 本部総務委員会

入退会審査後、本部委員会再編について協議したが、時間の都合で途中退席した。詳しくはマガジンなどの理事会報告を参照してほしい。

 

5月24日 JIA保険WG 途中参加

建築設計プロジェクトでは、多くの企業と職種が参加する。これら協力会社と保険の分担について協議をしていた。トラブルが発生した場合、代表者の保険会社が、発注者に協力会社の分も含めて一旦全額を支払い、その後、各協力会社に求償していくのか、別の方法とするのかを議論していた。海外プロジェクトでの保険の考え方について協議したく、途中参加。他国の保険が当該国で有効にならない国が多いとのこと。また、海外の場合、免責は1000万円以上となる。大規模プロジェクトなら良いが、海外で中小規模のプロジェクトに保険を掛けることは、現実的に相当難しいと感じた。海外でも多くの企業や職種とチームを組むので、どのような場合に保険が適用できるのか、今後整理することになった。

 

5月24日 東京三会建築会議

1級建築士の試験制度について、先日国土交通省に三会(本部)の要望書をだしたとのこと。また、告示15号の改定については、設計料調査で、約6000弱の有効回答があり、各建築種別の設計量改定を検討できる数とのこと。

マンション修繕に関して、業者などからキックバックを受領している不適切なコンサルタントに関しては、ようやく意見がまとまり、東京都に報告し、その後プレス発表する予定。基本的に、三会でこのような商慣習は不適切であることを会員に周知すること。一般に対しては、マンション修繕についても建築相談窓口で対応することを宣言する内容とした。

 

5月28日 全国大会実行委員会

各企画担当、登録数目標、会場設営計画、広報工程などを協議。コンペは区長決済がおり、6月には正式発表できる予定。協賛金は目標額に対して、500万円に達成したが更なる募集活動が求められる。残り3か月となり、今後は細かい運営マニュアル作成を進めながら各企画の調整を図る。

 

5月31日 東京都建築士事務所協会70周年記念式典

明治記念館で、国会議員、都議会議員、都整備局など多くの来賓を招いた盛大な式典となった。都知事賞授与のため、小池知事も短い時間ではあるが出席。東京都建築士事務協会は、戦後まもない1948年設立だが、その20年も前から任意団体として活動してきた。1948年は建設省ができて、戦後復興を漸く始める時代。それまでは、米軍の施設建設が建設業界の主な仕事だった。祝辞として、東京三会建築会議の成果と今後の課題について話した。今後の課題としては、個々の建築は世界に誇る品質となったが、都市全体として、安心安全で美しい空間をいかに整備していくかである。