コラム

2020.07.21

Vol.45 「脱・暮らし VS. 職場」

多くの犠牲や大きな損害を被ったコロナ問題。これによって社会全体は否応なしに WEB を活用、瞬く間にモートワークが広がり、今後もある一定割合は残りそうな様相です。働 き方と職場の概念が変わりつつあり、これは正しく一向に進まなかった「働き方改革」の 一端といえます。

先日の昔の施主(共に都内の外資系投資顧問会社、金融会社に勤務のご夫婦)との会話で は「勿論在宅勤務でしたよ。でも、元々リモートワークは時々してたし、外食と旅行以外 何不自由なく、在宅時間が増えた分快適でした~」と……。

また、逗子で湘南の暮らしを楽しみながら品川へ通勤していたスタッフの友人(某電気系 大手 S)は、年明けに軽井沢に古家を求め家族は移住、ご主人は週末にかけて家族の下へ の2拠点の暮らしをしていたが、この度のリモートワークで、より充実した暮らしをして いるそうだ。

暮らしと職場の因果関係が薄れることは……豊かな暮らしへの新たな一歩かもしれない。

記:高橋隆博

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世界中を襲った新型コロナウイルスという大災害の中でのすごし方、そしてその後の暮らしや住まい、環境に対する意識や価値観は変わるのでしょうか。 住宅部会の 建築家達がリレー形式で、それぞれの視点で語ります。

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