赤羽台団地・桐ヶ丘団地の見学

開催日:2008.01.19
集合 13:00 JR赤羽駅 西口

見学コース:赤羽台団地(公団),桐ヶ丘団地(公社)

同行解説:北区教育委員会事務局 生涯学習推進課文化財係 学芸員 山口 隆太郎 氏
山口氏は北区飛鳥山博物館 企画展(会期 平成15年10月25日〜12月7日)
団地ライフ −「桐ヶ丘」「赤羽台」団地の住まいと住まい方−
での企画および図録編集において,飛鳥山博物館学芸員としてご担当されました

参加者数:10名

概要:
戦後、桐ヶ丘・赤羽台という日本有数の大規模団地の建設が始まり、(北)区内には多くの団地が建設されていきました。ご存知のように、これらの大規模団地の建設は、戦後の住宅難を解消するべく行われた一連の住宅政策の中で実施されていきました。こうして建設された団地の各住戸は、スペースや建設費の制約を受けつつも、集合住宅の暮らしという新しい住まい方を私たちに提案することになりました。まさにこうした時代、北区に都営・公団、2つの大規模団地は建設されたのです。これらの2つの団地には、それぞれ当時の集合住宅設計の思想が反映され、団地の代名詞ともなった「2DK」の住宅も多数造られました。そして、これらの団地に移り住んだ方々の新しい暮らしも始まりました。(北区飛鳥山博物館 企画展 「団地ライフ」 の図録巻頭文より抜粋引用)

建設から40年以上を経た現在、北区赤羽台、桐ヶ丘地区にある集合住宅建築史上特筆すべき両団地は、団地の再生に向け大きな歯車を回し始めました。旧軍用地の払い下げから始まる武蔵野台地周縁部の開発が、後の高島平団地(板橋区)や光が丘団地(練馬区)などの大規模団地へ生かされ城北地域の景観形成に大きな方向性を示すことになります。

歴史的な背景のみならず、諸先輩達が残してくれた叡智の結晶からのメッセージを読み取ろうとする企画であり、未来の街区に思いを巡らせる企画です。

多くの方のご参加をお待ちしております。(案内文より)

(鈴木 和貴)

赤羽台団地(スターハウス)

赤羽台団地 33号棟(スキップタイプ)

桐ヶ丘団地

桐ヶ丘団地

旧陸軍被服廠の発掘調査現場

赤羽台団地・桐ヶ丘団地