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事前相談のすすめ

希望を実現してくれる建築家(設計者)との出会いと選定(2)

□紹介媒体 ケース1(知人、友人からの紹介)
 家を造った知人、友人から建築家を紹介されて家を創る場合には、建築家の人柄や相性、家創りプロセスが聞ける事や出来上がった家を事前に見る事が出来建築家の知識や技術など多くの情報が得られる事や、知人、友人からの紹介で建築家との出会いもスムーズに進む事でしょう。
 しかし、希望や個性は個人々で千差万別ですので必ずしも友人、知人の希望が実現しスムーズに進んだからと言って自分も同じ様に進むとは限りません。友人、知人からの紹介ゆえに断れない事情ができ、建築家選択の余地を無くすこともあると思いますので、紹介を受けて建築家と会ってからの断りなどはかえって言い辛くなったりもします。
 友人や知人から人柄や打合せの仕方、家が出来るまでの関与の仕方など良かったことも期待外れだったことも含めてその建築家の事を聞くことも大事ですし、ご自身でも紹介を受けて会う前に建築家の経歴書を入手してプロフィールや設計事務所の組織形態、所属団体、設計・監理経歴などある程度その建築家のことを知る努力や会った時に聞く事柄なども整理しておくことが必要でしょう。
 その上で自分には合わないと少しでも思ったなら、友人や知人の紹介でも断る勇気は持ちましょう。

 

 

 

□紹介媒体 ケース2(施工者からの紹介)
 工務店など施工者から建築家を紹介されて家を創る場合では、建築家の人柄や相性、家創りプロセスが聞ける事や出来上がった家を事前に見る事が出来建築家の知識や技術など多くの情報が得られる事はやケース1と同様ですが、たいがい紹介した工務店が施工することが前提となっている紹介で、設計施工一貫となんら変わることなく設計や監理、施工者までがセットとなっている事を認識しなければなりません。
 この場合、建築家選択の余地が無いことはケース1と同様ですが、加えて施工者選択の余地も無い事を認識した上で紹介を受け入れるか決断しましょう。

 

(柴 和彦)

 

建築相談室 (電話03−3408−8291)

 

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