オーロラ
- 北極星へとのびる日時計から考える環境的設計 -- 氏名
- 長井一乃眞
- 所属
- 東京電機大学大学院
未来科学研究科 建築学専攻 - 研究室
- 日野研究室
- 作品概要
-
日時計は一般的に時間を測る道具と考えられているが、そもそも時間とは何を意味するのか。時代の進歩とともに、時間の概念は独り歩きし、資本的価値へと置き換わってきた。その中で、なぜ現代人は時間に縛られ、常に追われるような生活を送っているのだろうか。
本設計では、日時計を単なる計測器ではなく、宇宙(外部)と日常(内部)をつなぐ存在として捉え、空間の「内」と「外」の関係を再解釈する。これを建築構成や計画へと展開し、居住者が感じる内的な時間と、敷地環境に影響される外的な時間の相互作用を探ることで、建築が生み出す独自の時間を考察する。
その結果、建築の用途は一年を通して季節のように変化し、多様な使い方が可能な空間へと発展した。これにより、従来の機能優先の設計とは異なる、新たな建築のあり方を提示することを目指す。
Profile

略歴
2025年 東京電機大学大学院 未来科学研究科 建築学専攻 修了