第21回 JIA関東甲信越支部 大学院修士設計展 2023

クロスのその先にある無限の可能性へ

~アフターコロナ時代の明星大学の姿~
氏名
福島勇希
所属
明星大学大学院
理工学研究科 建築・建設工学専攻
研究室
村上晶子研究室
作品概要

新型コロナウイルスによって大きく世界が変化した中で、新しい働き方が定着した。さらに時代の変化が激しくなる中で社会人の学び直しへの関心が高まっている。大学の視点で見れば大学全入時代という学生確保の難しい時代が到来している。本設計ではこのようなAfterコロナの時代を見据え、社会人の学び直しを促進する施設として大学内で働きながら学ぶことができる建築空間の提案である。また、明星学苑の100周年を機にクロッシング教育のもと、さらなる発展を目指す明星大学のキャンパス計画に対しての一つの提案である。一般学生、大学の職員や教員以外に地域住民、社会人学生という4者に価値を提供するこの建築空間は4者がクロスすることで、その先にある無限の可能性を生み出す建築を目指し、明星大学が提唱するクロッシング教育を通した「関わり合い」・「知識の融合」・「学びつづけること」を体現化する。また大学のデザインコードを見直し、これまで以上に学外との交流を生み出す施設を提案することで、明星大学の顔としての役割を果たす建築として落とし込んだ。学び直しを促進し、社会人学生という新たな学生を確保することによって明星大学の今後の発展に貢献できる提案であると考える。

作品イメージ

Profile

略歴

1998年 神奈川県 相模原市 生まれ

2021年 明星大学 理工学部 総合理工学科 建築学系 卒業

2023年 明星大学大学院 理工学研究科 建築・建設工学専攻 修了