作品詳細
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森のよりどころ
- 我が国の森林資源及び里山の現状分析と里山と都市を紡ぐ空間の提案 -

氏名
飯田 侑己
所属
昭和女子大学大学院
生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
研究室
森部康司研究室
作品概要

現在、日本の国工面積の68%が森林で覆われている。しかし、我が国の林業は衰退し、現在荒廃した森林が増やしている。次世代に豊かな森林資源を残す為にも、里山そして都市関わらず長期的に森林と関わる人が増えることを目指す必要があると考える。今、我が国では20〜40代を中心に里山に、そして林業に興味を持ち、自然あふれる田舎地域に定住することに注目する人が増加している。そこで、里山地域の未だに活用予定のない工場跡地を活用し、田舎生活を目的として、都市部から週末を過ごしに来る人や、定年退職し、田舎に移ってくる人のためにシェアハウス及び地域の人と関わりを持てるコミュニティ施設を計画する。
里山暮らしを始める前に、まずこのシェアハウスに仮の地域住民おして一定期間住むことで、地域の善し悪しを知り、里山を体験する。体験期間が終わり里山に定住する人、都心に回帰する人、共に里山の風景は心に残り、第二の故郷となり、そして心のどこかできになる存在となるだろう。この小さな気持ちこそが里山、そして森林を再生するきっかけとなる。また地域住民にとってもこのコミュニティ施設は今までにない新たな集いの場となることを期待する。

プロフィール

  • 略歴
    1991年
    静岡県生まれ
    2014年
    昭和女子大学 生活科学部
    環境デザイン学科 卒業
    2016年
    昭和女子大学 生活機構研究科
    環境デザイン研究専攻 修了