作品詳細

むすぶ家 - コンパクトなまちでつながるサービス付き高齢者向け住宅 -

氏名
實川 さとみ
所属
昭和女子大学大学院 生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
研究室
木村研究室

作品概要

高齢化が急速に進行する中、多様なニーズをもつ高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる環境の整備が必要となっている。高齢者の状況をみてみると、単身世帯が増加しており、今後その傾向が続くと予想されている。また、高齢者世帯の住宅の所有関係を見ると、単身世帯の方が夫婦世帯よりも持家居住が低く、民営借家の割合が高い。今後、介護が必要な高齢者が増えることや単身世帯が増加することから、地域から孤立する人が増えていく。特に単身男性は、地元意識が希薄であり、地域社会とのつながりが途絶え、孤立した暮らしにつながる可能性が高い。単身世帯が介護を必要になったときも安心して最期まで暮らせるような住まいの確保が必要になってくる。
そこで、本計画では高齢単身世帯を地域から孤立させないように、温かいコミュニティが生まれるようなサービス付き高齢者向け住宅を提案する。高齢者がファミリー世帯を含む多世代と集い交われるように、ファミリー世帯住宅を併設する。そして、地域住民とも交われるように高齢者住宅を開放し、交流しやすい環境を整える。また、高齢者の要介護度が高くなったときや医療が必要になったとき、さらに看取りの時期、こうしたときにも対応できるようにすることで、より豊かに最期まで安心して暮らせる住まいになると考える。

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(PDF:3MB)