作品詳細

宇宙環境と居住空間の新しい関係性の構築

氏名
立川 愛弥子
所属
神奈川大学大学院 工学研究科 建築学専攻
研究室
曽我部昌史研究室

作品概要

スペースコロニー(以下SCと記す)は、人口爆発や地球環境問題等を解決する方法の一つとして検討されてきた。その多くは、宇宙に地球の擬似環境を造り、数万人を収集する都市として計画されている。私は今後の人類の生活の発展にSCの研究が重要だと考えている。しかし、従来のSCの計画は、宇宙構造やシステム全体のフィージビリティの検討に終止しており、居住空間や暮らし方についての議論を成されているとは言い難い。そこで本研究では、従来の地球の擬似環境を造る計画手法ではなく、コンパクト化、軽量化することを条件とし、SCの内部計画の要求を明確にすることに重点を置き、実現可能性を高めると同時に、宇宙に住むという魅力と、実現可能な計画を照らし合わせながら宇宙長期滞在の可能な居住空間を構想する。
本研究において、内部計画に繁栄した宇宙環境を3点挙げる。 1点目に、重力分布の差異を挙げる。SC内において重力の大きさや方向が極端に変化するため住人が方向感覚を失いやすいという問題がある。2点目に閉鎖環境を挙げる。この環境下で考慮すべき事項は3点あり、まず持続可能な生態系、次に閉鎖空間特有の生活の制限、最後に閉鎖環境における偶発的な生活の計画である。着目した宇宙環境の3点目に、コミュニティである。宇宙環境下で生活する際、最も重要なのがコミュニティの形成であると、宇宙飛行士が語っている。これらを内部計画に繁栄した。

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