ストック活用による都市型コレクティブハウジング
-Iアパートメントコレクティブ改修プロジェクト-
氏 名
増子 洋
所 属
首都大学東京大学院都市環境科
学研究科建築学専攻
研究室
建築空間論研究室
作品概要
住民が自発的にコミュニュティを形成し、コレクティブハウジングは、新しい住まい方として近年注目を集めている。しかし、住居面積の10−15%を共用部に供出し共用部を作る、コレクティブハウジングは住居面積が狭い日本の住環境では、共有部を作り出すことが非常に困難である。
 多くの既存住宅ストックは、1住戸の面積が狭く、階高も低いため、現在の住宅水準と比べると低い住居水準である。それらは、老朽化した集合住宅を改修し新しい住宅として利用する際には、大きな問題点である。
 本設計提案は、既存ストックを住戸として活用し、さらに共用部を増築し、コレクティブハウジングとしてストックの活用を行う。コレクティブハウジングの問題を、躯体部分を活用により削減できるコストを共用部の建設に充てることで解決する。かつ、集合住宅のストックの問題を、居住性の高い共用部を増築し、総合的に住居の水準を高めることで解決する。
 つまり、本設計提案では、コレクティブハウジングと集合住宅のストック活用との相性の良さを証明することを主に目的とする。さらに、設計提案を二回行い、第一期設計提案を構造、法規、環境共生、建築計画、事業計画など様々視点から分析を行い、第二期設計提案にフィードバックを行った。このようなプロセスを経ることで、第二期提案は、ストック活用による都市型コレクティブハウジングとしてのリアリティの高い提案を行う。
作品01
作品02
(pdf 2.7MB)
増子洋
Profile
2005年 明治大学 田路貴浩研究室 卒業
2006年 首都大学東京大学院 小泉雅生研究室 入学
2008年 首都大学東京大学院 同研究室 卒業
Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2007
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