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 浸縁空間の研究

第1部:コンセプト  「接縁・無縁/潜縁・一縁・散縁・互縁・重縁」 → 「浸縁空間」
第2部:プロジェクト 「神奈川県山北町/砂利採取場跡地再生プロジェクト」

氏 名 三尋木 崇(みひろぎ たかし)
所 属 長岡造形大学 大学院 造形研究科 建築学専攻 
研究室 山下 秀之研究室
   
研究概要

本研究は、2部構成であり、第1部でコンセプトを理論化し、第2部でコンセプトに立脚したプロジェクトを提案するものである。
これまで持続的活動は、アジェンダ21などで対策や提案、研究がなされてきた。私はこれらを見ているうち、持続的活動について考えるようになっていた。私は、自分の実感の持てる持続的活動を「浸縁空間」という造語を用いて表すことにした。「浸縁空間」は、接縁を最適化させる活性の連鎖反応である。活性レベルを変化させながら、ヘテロジーニアスな状態を維持する。
私は、自らの生活環境である森の在り方にヒントを得た。森は、常に変化する場であり、変化を繰り返しながらも、共通性を感じさせる場所だったからである。私が感じていたことは、変化を許容する空間であり、余白、幅を持つ場ということだった。森の変化の幅は、私に飽きのこない空間と持続的な生産を可能にする場の融合と、人と森の共存による相乗効果について、そして持続的活動の場は、その先にあると考えるようになっていた。
「浸縁空間」は、活性レベルを変化させ・連鎖させ「接縁の最適化」を持続させる。本研究は、その方法を「浸縁環境論・浸縁形態論」で論じる。「浸縁空間」は、形態・サイズ・機能を状況によって変化させる概念であり、私にとって持続的な活動の場である森のような概念となるものである。
 
(PDFファイル 998KB)
プロフィール

 




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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2004
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