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「ゲシュタルト的空間概念から導かれる空間操作−横浜ポートサイド地区におけるトリエンナーレ的美術館の一試案−


氏 名 山崎 瞳 (ヤマサキ ヒトミ)
所 属 関東学院大学大学院 工学研究科建築学専攻
研究室 渡邊明次研究室
   
作品概要

「量より質」の時代を迎えている今日,建築と人の関係を理解する事は欠く事が出来ないと考えられる。空間が人にどのような影響を与えるのか,というような建築環境心理学のものの見方・考え方を理解することは重要であり.中でも本研究で扱うゲシュタルト的考察は基本である。建築家・芦原義信は「ゲシュタルトの概念は都市のあり方及び内部と外部の設計の質の問題を解く示唆である」と言っている。ゲシュタルト心理学は空間構成を考える時,物の基本的捉え方であり,質を考える設計を行う上で一つの手法である。
次に,今日の社会的背景として,人々はホームページを立ち上げ,路上には音で自分を表現するミュージシャンがいる。表現する事が一部の専門家のものでなく,一般の人にも広がっている。その為,「表現の場」が求められている現状がある。
そこで,「デザイン&アート」をコンセプトに掲げる横浜ポートサイド地区全体においてゲシュタルト的概念から空間の秩序立てを行い一般の人がアートの表現の出来る場としてトリエンナーレ的美術館の試案を行った。その際に、発表の場をより人間的にする為にゲシュタルト的空間操作によってサイトスペシフィックなトリエンナーレ的インスタレーション空間として一試案をまとめた。
ここでは、一般の人がアートを表現できる場の中心となる施設の計画をして、ポートサイド地区全体を一つのアートフィールドと考え、フォーリーを分散しまとめた。



 
(PDFファイル 804KB)
プロフィール

1979年 横浜に生まれる。
2000年 関東学院大学女子短期大学家政科生活文化専攻 卒業
2002年 関東学院大学工学部建築学科 卒業
2004年 関東学院大学院工学研究科建築学専攻渡邊明次研究室 修了
現 在 (株)ライダース・パブリシティ 勤務




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Copyright (C)The Japan Institute of Architects Kanto-Koshinetsu Chapter 2004
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