1.アスファルト溶融時の煙と臭い
 シグマートEは従来型防水工事用アスファルトに添加剤を加えることにより全く新しく開発されたアスファルトコンパウンドです。アスファルト防水熱工法は「本防水」とも呼ばれ、多くの実績を有し、高い信頼性を持っているものの、防水施工中のアスファルトの煙、臭いに難点がありました。このため密集した都市部や改修工事では採用がためらわれたり、病院、学校、レストラン、食品工場、精密機器などの本体の建築またはそれらが近隣にある場合など敬遠されることもありました。 煙と臭いはアスファルトの溶融温度を上げると加速度的に発生します。このためシグマートEでは低温で施工できるものとしており、結果として煙と臭いの発生が格段に少ないものとなっています。