2.拡底杭(OMR/B二倍拡底杭)工法
 ※更なる杭底部径の拡大 2.2倍拡底杭(OMR/B工法)開発
財団法人 日本建築センターより評定
番号BCJ評定-FD0255-01 番号BCJ評定-FD0255-02

 近年、技術の高度化と共に場所打ち杭の活躍の場も多様化し、基礎業界にも変化が求められています。丸五基礎工業鰍ヘ、OMR/B工法をさらに進化させた『2倍拡底杭工法』を、2006年6月および2007年12月日本建築センターから評定を取得しました。先人達が育んだこの工法を未来の社会に生かすために、長年の間改良を加えてまいりました。共同開発した(株)奥村組と連携して取り組んできた独自の拡底システムと、更に今まで積み上げてきた豊富な実績をもとに、環境にやさしい 時代を先取りした工法を目指します。
 2倍拡底杭こそ環境を先取りした工法です。

■概要
2倍拡底杭(OMR/B)工法は、よりコンパクトな施工を可能にしただけでなく、設備の簡便、低騒音・低振動などの利点を兼ね備えております。

■特徴
1.掘削土量・コンクリート量を今までの拡底杭よりさらに3/4程度に減少できます。(当社比)
2.拡底率を2.89倍 ⇒ 4.0倍まで引き上げました(当社比)ので、同じ軸部径に対して4〜6割大きな支持力が得られます。
3.使用するコンクリートの設計基準強度(Fc)を32 N/mm2⇒42 N/mm2 まで拡大しました。
4.狭隘地でも施工が可能です。

■施工順序



■運用杭径域と拡底率
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■2.2倍拡底杭(OMR/B工法)<2010.9追加更新>
番号BCJ評定-FD0255-03
建築物の高層化に伴って、杭に要求される支持力が増大し、場所打ちコンクリート杭は 大径で長尺となる傾向にあります。
●2.2倍拡底杭工法は、拡底部径を軸部径の2.2倍(最大拡底率4.9)まで拡幅でき
 ます。
●設計基準強度も最大45N/mm2(品質保証強度△F=0)まで採用する事ができま
 す。


■適用範囲の拡大


■特徴
●大きな支持力
 拡底部径が大きくなったことにより、大きな支持力が得られ、経済的な設計が
 可能です。



●大きなコンクリート強度
 同じ軸部径でもコンクリート強度を上げることで、大きな杭耐力が得られま
 す。



●掘削量及びコンクリート量の削減
 軸部径のスリム化による建設発生土及びコンクリートiの抑制を実現し、コスト
 縮減と環境負荷低減を実現します。







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