登録建築家制度のオープン化をめぐる議論について

開催日:2009.05.14

講師:斎藤孝彦

開催場所:建築家クラブ(JIA館 1階)

参加者数:10名

概要:
建築士法の制定から,鬼頭梓氏の目指したこと,これからの課題などについてのレクチャーとその後の自由討論を行った。

私は、登録建築家制度について、鬼頭梓の書葉「建築家は何ものかを明らかにしよう」にもどって、一般に分かる言葉で建築家を定義し人その定義にふさわしい人をプロフェッションとして登録するというシンプルだが極めて難しい作業を愚直にやっていくべきだと思う。その定義には、やはり「非営利性」をつらぬいて欲しい。しかし、今、社会の中で建築家が置かれている状況は、明らかにそれとは逆を向いている。だからこそ、登録という目に見える形で建築家のあるべき姿を一般に示す必要があるのだと思う。(配布資料より引用)

(鈴木 和貴)

斉藤氏講演 090514