相談事例|日本建築家協会の建築家が相談にのります「建築相談室」

HOME > 相談事例 > 頻繁に工事をする訪問リフォーム業者

相談事例

頻繁に工事をする訪問リフォーム業者
 築40年の木造2階建住宅。85歳の母が一人暮らしをしている。相談者は別に住んでいる実娘である。H19年秋まで、20年近く、相談者は実家に入ることはなかった。H19年秋に、母が入院したため、実家に行ったところ、同じ業者、同じ担当者の名前でのリフォーム工事の注文書と領収書が大量に出てきた。見つけただけでも、H7年から毎年工事が行われ、年間数百万ずつである。工事内容は、屋根塗装など同じようなものが多く、領収書は数十万円のものもあるが、ほとんどは、分割で5万円程度のものが大量に見つかった。年金生活の母でも支払うことができるように業者は5万円程度の分割としたらしい。生命保険を何本か解約した書類も見つかった。退院後、業者と契約をしないように母に言ったのだが、最近、様子がおかしく、問い詰めると、新たな注文書を出してきた。母は、その業者の担当者を信じきっていて、今までの工事の全容を隠そうとする。これ以上、業者に出入りしてほしくないがどうすればよいか?また、今までの業者の行為は、詐欺ではないか?

 相談者が、消費者センターで相談したところ、本人(母)に訴える気がないので、代理では訴えることは無理である。また、高齢者ということで、相談者が後見人になることは、本人(母)がしっかりしているので、難しいということを言われたということである。相談者に、業者の担当者と話をしてみたか確認したところ、まだ連絡をしたことがないというため、とりあえず、電話をしてみることを薦める。実家に出入りをしないこと。本人(母)から工事の要望があった時は、相談者の方に連絡をいれ、その工事が必要かどうかの判断は、相談者の方で判断するということをはっきり伝え、必要であれば、それらについて念書をもらう。また、長年のリフォーム工事の全容については、本人(母)から聞き出すことは難しいようであるため、業者の担当者に今まで行ってきた工事内容・金額を年代順にリスト化してもらう。業者の対応が悪い時は、弁護士から内容証明を送ってもらう。それをもとに、弁護士と相談し、法的な今後の対応を考えてはどうかとアドバイスした。

事例一覧へ戻る