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相談事例

地盤面下に廃棄物堆積の可能性ある軟弱地盤への対応
 築15年木造2階建て建売住宅。同時期に販売した隣接住戸が傾いたので、売主はその住戸を買い取って建物を解体したところ、地盤面下に廃棄物(洗濯機など)が出てきた。売主が相談者敷地を含め複数箇所の地盤調査を行ったところ、H3.2mまではN値2.3〜3程度しかなく、軟弱地盤であった。また、これらの場所に廃棄物が堆積している可能性も否定できなかった。
 相談者の建物基礎は布基礎であったが、売主は相談者の建物については支持地盤まで鋼管杭を今の基礎下に打つと言っているが、大丈夫なのか聞きたい。

 布基礎の場合、地盤の長期許容応力度は30KN必要(告示1347)であるが現況はN値から見て地耐力が不足しており地盤改良などの対策が必要である。売主の提案はアンダーピニングと考えられるが、布基礎の強度が大丈夫なのか、杭の配置に問題ないのか、建物への影響などの条件を満たしておかなければならない。また、相談者住居の地盤面下に廃棄物が無いのか、土壌汚染などの被害は受けていないのか調査が必要。
 それらを考慮した場合、是正方法としては解体建替え、揚屋による基礎の作り直しなども考えられる。

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