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相談事例

上階の騒音・振動について
 メゾネット式の共同住宅である。上層階の生活音が大きく、防音・遮音の改修工事を実施したが、改修設計時の目標値に達しなかった。多少静かになったが、寝室なのでもう少し遮音性能のアップをお願いしているが、これ以上の対応はできないとの回答がきている。今後どう対応したらよいか。
寝室はペアガラスのサッシで、その後インナーサッシを自費で設置している。
スラブ厚=250、壁厚=200。

 一般的に騒音・振動の改修については、その音源元である上層階で改修しないと、音の減衰等はなかなか解決が難しい。今回は音源元である上層階でなく、被害者宅の専有部においての改修工事であり、その結果改修設計時の目標値に達しなかったとの事である。
問題は改修前の実際の騒音測定を実施しておらず、他の物件で問題なかった床の遮音構造仕様をもとに、推定で改修設計値を設定した安易さがある。
その結果実際の数値上に差が大きくなっていると思われる。音に関しては、個人差が大きく十分留意して進める必要がある。
今後は、改めて設計事務所と再改修が可能なのか、交渉してみる、また管理組合を通じて、上層階の生活音の低減の工夫もお願いしてみる。示談書が着手前に交わされているとの事であり、これらも含め弁護士による法律相談を勧めた。


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