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相談事例

アンカーボルトの「ずれ」について
木造2階建て住宅を建築中である。
現場へきてみると、土台工事は完了していた。
ところが、土台をよく見てみると、土台芯からずれて施工されたアンカーボルトが、数本あった。
問題ではないかと業者に言ったところ、ずれた箇所においては、ケミカルアンカーを使って補強するので、問題ないとのことであった。本当に問題がないのか、確認をしたい。

ケミカルアンカーは、適切に施工すれば、構造上有効ではあるが、建築基準法上、新築物件における使用は認められていない。

なお、ずれて施工されたアンカーボルトの位置、本数、ずれの程度によっては、構造上大きな問題にならない場合もある。但し、建築士による現場チェックと確認が必要である。今回ホ−ルダウン金物のずれはなかったとのことであったが、ホ−ルダウン金物のずれは認められない。

検討の結果、アンカーボルトを正規の位置にセットし直さざるを得ない場合には、コンクリート基礎の当該部分をこわし、アンカーボルトをセットした後、コンクリートを再度打設する必要がある。

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