作品詳細
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集まって住む新しいかたち
- 千葉県東金市における多世代型シェアハウスの提案 -

氏名
樋渡 彩華
所属
日本女子大学大学院
家政学研究科 住居学専攻
研究室
篠原聡子研究室
作品概要

標準家族が標準でなくなって久しい現代は、個人としてどう生きていくべきかが問われていると言える。そんな中、個人同士が集まる暮らしであるシェアハウスの増加がみられる。現代において個人同士が集まって住む暮らしを調査することで、新しい暮らし方の可能性を考える。千葉県東金市という高齢化が問題である場を敷地に、地域居住者も交えたコミュニティを発生させる多世代型のシェアハウスの提案を行う。コンセプトは「“間−あいだ”に創造する転回・展開・転換」。まずは従来の集合住宅にひろがる居室と外部をつなぐ動線空間や、シェアハウスにおける人と人をつなげる共用空間をすべて住まいにおける“間−あいだ”と捉え、それら2つの性格の違う“間−あいだ”を融合するという発想の転回を行う。その後、シークエンスと行為の展開を行う。“間−あいだ”の空間が街からのシークエンスを引き継ぎ複雑に建物内に展開していく。そこに、人々の行為が展開する溜まり空間や設えを施すことで、外部と内部や居住者同士が豊かにつながる“間−あいだ”となる。こうした展開をすることで、地域住民を交えた、多世代で住まう人々が豊かにつながり暮らす事の出来る新しいかたちへと転換が行われる。

プロフィール

  • 略歴
    1992年
    神奈川県出身
    2014年
    日本女子大学
    家政学部 住居学科 卒業
    2016年
    日本女子大学大学院
    家政学研究科 修了