作品詳細

コンテナユニット ユニバーシティ - 移動・仮設・組替・再利用可能なユニットを用いたキャンパス計画 -

氏名
小野村 一弥
所属
宇都宮大学大学院 工学研究科 地球環境デザイン学専攻
研究室
安森亮雄研究室

作品概要

 通常の建築物は、移動・変更が出来ず建設に時間が掛かるが、現在は震災時に建設を行う仮設住宅のような建築の「仮設性」や、高齢化等の社会変化に応じた空間の「可変性」、環境に配慮した「再利用性」、さらに被災地や過疎地でコンビニの移動販売が拡張されているように建築の「移動可能性」が必要とされている。近年、こうした特徴を備えた輸送用コンテナのシステムを利用した建築が注目されている。そこで本計画では、輸送用コンテナのシステムをもつ建築を「コンテナユニット・アーキテクチャー」と呼び、構成・構造・設備等を調査・分析し、空間構成を明らかにするとともに、地域開放等の社会変化に対応した空間の再構成が求められる地方国立大学の宇都宮大学陽東キャンパスにおいて、ユニットとアタッチメントのシステムからなる「コンテナユニット ユニバーシティ」を提案した。

■コンテナユニット
20ftコンテナサイズの鉄骨フレームによる「ビルト型」、輸送用コンテナを再利用した「リサイクル型」からなる汎用性をもつ5種類のコンテナユニットを提案した。
■アタッチメント
仮設・組替・再利用可能を考慮したユニットへ付加する為の8種類のアタッチメントを提案した。
■コンテナユニット ユニバーシティ
設計したコンテナユニットとアタッチメントを用い、ケースステディとして大学キャンパスにハウジング・ラボ・ライブラリーの3つの用途をもった大学とまちの結節点となる施設を提案した。

プロフィール
小野村 一弥
1989年 茨城県出身
2011年 宇都宮大学工学部建設学科 卒業
2013年 同大学大学院工学研究科 
     地球環境デザイン学専攻 修了

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