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さて一方の京都は;;
旅に出ると面白いことが起こる。大体建築家の旅は建築ツアーになって女房や娘に嫌われるが、
この度は建築家同士の旅、あちこち見て歩くうちに、ヴオーリズの駒井邸で旧知の作家森まゆみさんに出会うというハプニングが起きた。誘い合って京大人文科学研究所に行く。
この建築は中国研究をやるためにもかかわらず、なぜか絶対東洋風にはしないと決めて、中庭のある、要はパティオのあるスパニッシュ様式で建てられた。ということは研究者は中庭を通って研究室に出入りする。つまり研究者同士のコミュニケーションが大切だと考えたのだろう。
東大と京大の校風の違いかなあ;と苦笑されたのは、東方文化学院の研究者で、京都とも交流のあった松丸先生。
建築にはこういう物語が在るから面白く、僕は建築を旅することがやめられない。
ちなみに東京の設計は内田祥三、京都は武田五一と東畑謙三である。
実は上海に同じく賠償金により内田祥三の設計によって自然科学研究所が建てられているので、正確には三つ子の建築といっていいのかもしれない。 |