部会の紹介

08.8.29

JIA日本建築家協会 住宅再生部会について

部会長 大沢悟郎

日本建築家協会「住宅再生部会」は、建築に関わる環境としての美しい国土を、次世代に残し引き継ぐというテーマ(理念)を現実化するため、建築家はもとより住み手である一般の人々の参加をも含めた、よりよい関係の中で目標を提示し活動している、建築家協会の中でも唯一の住宅改修・リフォームに特化した研究グループです。

環境行動指針として、建築のライフサイクルを見直し安全で、長寿命、省エネルギー、多方面での省資源、そして循環・継続性といろいろな取り組みを始めることによって、環境を保全しながら建築の工法・技法等を考え、古民家の発掘と再生可能な建物・部材等の再生利用を通じて、現在のスクラップ&ビルド型の社会構造を転換していくことが目的です。
一刻の猶予もない状況の中、一人の活動ではなかなか壁の厚いことも、仲間が集まり行動し身の廻りをみつめ、ひとつひとつの事例を検討し表現してゆくことで、今より一歩前に進めることが出来るのではないかと考えます。

住宅再生部会はJIA・日本建築家協会関東甲信越支部のメンテナンス部会(集合住宅を中心とした修繕と改修・改善改良など建築物の総合的なメンテナンスを目的とした研究部会)の分科会として、戸建住宅を中心とした修繕と改修、再生を実践した事例の情報交換と研究の場として1997年4月に発足しました。
その後、戸建住宅の改修・リフォーム・耐震性の向上の必要性がより見直される状況の中から、さらなる詳細な研究・検討、知識の向上等が必要であるとの判断からメンテナンス部会の下部組織としての分科会から、専門性を持った独立した部会にして活動を進めることとして、2005年4月より部会としての活動を開始しています。
この会は、戸建住宅の再生を理解する人なら誰でも参加自由とし、現在は50余名のJIA会員と非会員で原則第一水曜日に月一回の運営的会合、隔月に1回の研究会・事例報告会を行っています。
この会での実践報告は多岐にわたり、現場見学会や研究旅行なども含めて、2008年4月までに100回を越える各種研究会が開催されています。

これからも住宅再生部会のメンバーをはじめ様々な建築家による、住宅等のリフォーム・リノベーション事例発表会を企画すると同時に、出版物、インターネット等を通して一般の人に向かって情報を発信し、また建築家自身にとっても、よりオープンな情報交換の場、研究の場としてゆきたいと思っています。
また住宅再生部会では1999年に戸建て住宅のリフォーム・改修の経験を蓄積し、会員相互の経験を「住まいのリフォーム事例集」(鹿島出版)、2005年9月には「住宅建築別冊-住宅の再生-」(建築資料研究社)という形で出版するなど、一般に向けた活動も行っています。

これからも、住宅再生部会の活動にご期待下さいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

求道学舎見学会求道学舎見学会

住宅再生セミナー風景住宅再生セミナー風景

「建築別冊-住宅の再生-」(建築資料研究社)「建築別冊-住宅の再生-」(建築資料研究社)

■住宅再生部会セミナーのご案内

【2017年度】
・6月7日(水)18:30〜・「三国峠の法師温泉と長寿館−玉城乃湯」と「碓氷峠の森公園交流館−峠の湯」の保存と再生
・4月5日(水)18:30〜・「ジェフリー・バワのスリランカ」

【2016年度】
・7月6日(水)18:00〜・「木造は生き続ける」
・5月18日(水)18:30〜・「瓦屋さんのお話〜瓦のこと知ってますか」

【2014年度】
・12月3日(水)18:30〜・12月3日住宅再生セミナー「たてもの半分、できごと半分」
・10月1日(水)18:30〜・住宅再生セミナー「空き家問題」
・6月4日(水)18:30〜・「空き家再生のリアル」〜高齢者空き家有効活用の実践から〜
・4月2日(水)18:00〜・「大規模木造教会の耐震改修事例」

【2013年度】
・4月23日(水)18:00〜・「2012年度改訂版 木造住宅の耐震補強と補強方法」
・4月3日(水)18:00〜・「2012年度改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法}

【2012年度】
・3月6日(火)18:00〜・「3.11から1年 津波と街と建築」

【2011年度】
・11月2日(水)18:00〜・「建築写真家・堀内広治の仕事 祈り続ける空間〜再生し続ける空間」

■活動報告
2013年9月28日 ツアー報告
2013年10月21日・22日 NEXT21報告

(公社)日本建築家協会・関東甲信越支部

〒150-0001 渋谷区神宮前2-3-18  JIA館

TEL: 03-3408-8291  FAX: 03-3408-8294 地図

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