JIA Bulletin 2008年6月号/FORUM 「温故知新」
新入会員抱負を語る 秋田 謙二
秋田 謙二

■日本建築家協会の発足は私の記憶では1987年頃だったと思います。その頃独立間もない私は、日本の建築界の第一線で活躍していらっしゃる方々がその創立メンバーとして名を連ねているのを見て、私もいずれは加入させていただきたい、という憧れにも似た気持ちで発足の一報の記事を読んでおりました。
 仕事の忙しさに加え、私のような者が家協会に入会とはおこがましい、などという思いから入会のタイミングを掴めずにおりましたが、私の先輩であり、現在JIAマガジンの編集長を務めておられる赤堀先生よりお誘いをいただいたことをきっかけに、晴れての入会となりました。

■私の得意とする分野は住宅でありますが、特に賃貸の集合住宅の企画、設計は事務所での設計業務の柱として取り組んで参りました。建築家=「アセットマネージャー」という理念のもと、地域に根ざし、賃貸住宅の方向性を問いかける建築を創造していくことを心掛け、近年では屋上緑化、壁面緑化に取り組むなど、環境問題をも考えた建築をと努力している次第です。


←写真左:メディカルモールたまプラーザ、壁面緑化

→写真右:鷺沼メディカルモール、屋上庭園


■また、開業医師が集り、その各人が企画の段階から参加してつくる「メディカルモール」の企画、建築、運営、また管理も手掛けております。コーポラティブ方式にも似た過程を経て完成に至るこのメディカルモールは、地域医療の活性化を促すパイロットプロジェクトとして位置付けられ、すでに完成している事例では事実そのように機能しております。

■先日、一足先に家協会に入会し、部会にも積極的に参加しているという友人に会ったところ、「部会ではまるで学生時代のような溢れる情熱をもって建築談義が展開し、とても楽しい」と聞きました。
 私も若いころよりは多少は時間的余裕が持てるようにはなりましたので、これからは部会にも積極的に参加させていただいて、微力ながら建築界のお役にたてるよう努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

〈(株)HAK〉