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JIA Bulletin 2008年アニュアル号/地域会 活動報告
JIA港地域会 小林 茂
役員会(左より、今井、野老、大倉、田中、宮田)
代表:野老(トコロ) 正昭
連絡先 Tel: 03-3583-6088
    (田中俊行または他の役員)
『まちへのミッション』――大組織からアトリエまで、年齢30代から70代まで、さまざまな建築家が港地域会の機構で結ばれてからの一年間の報告です。
●港地域会での行動によって、〈建築家の職能〉がこの街には必要なのだとの認識が、港区や区民のなかに生まれてきました。「まちづくり事業」の今後の展開には住民の参加が不可欠との意識改革がいま港区では盛んで、区の組織内には区民参画のシステムがいくつも生まれてきています。私達は区民として、また技術と職能をもつものとして、それらに参加し、区民や区の職員と一緒に考え一緒に働きました。歴史の紹介と現状への問題提起を含む江戸から平成までの地図と写真を纏めた『高縄今昔』を区の高輪綜合支所から刊行したこと、また地域のウォーキングの実施に参加し、〈建築家の視点〉を人々に伝えたこと。これらの行動から「建築家とはこんな人たちなのだ、環境や景観をよくするためには建築家の力が必要なのだ」との認識が生まれてきました。閉ざされていた建築家の扉が開かれたのです。現在私達が手分けして参加している機構は「景観形成検討委員会」、「田町駅東口北地区公共公益施設区民参画組織」、各綜合支所の「タウンミーティング」、建築学会との共催の「三田まちづくり倶楽部」などなど、地域体験を踏まえてのプロフェッションとしての行動は多岐に渡っています。また、それぞれの事務所では偏りがちな建設事情のひずみの情報も我々のネットワークに架かります。これはなんとかしなければとの情報がいつも会合の議題にのぼり、問題意識が掻き立てられます。地域会への参加は無償の行為なのですが、そこから得られる収穫には大きいものがあります。
●2008年には港区の基本計画に盛り込まれた我々からのまちづくりへの提言と実施の状況、区民への情報発信の結果がJIAの方々にご報告できることでしょう。地域会での行動を通じて私達に培われる風土への愛着心と知識は2011 UIA大会での訪問者とのまじわりにも役立つと思います。
 港区在住、在勤のJIA会員の皆様、地域会への参加をお待ちしています。JIA以外の方も協力会員として歓迎します。
〈野老 正昭/(株)野老設計事務所〉