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File No.027
住宅系

上垣内 伸一

 
一級建築士登録番号 第280683号
所属事務所 (有)ウエガイト建築設計事務所
事務所登録番号 東京都知事 第50151号
事務所所在地 〒111-0051
 東京都台東区蔵前4-13-4
電話番号/FAX番号 03-3861-9218/03-3861-9220
E-Mail uegaito@uegaito.jp
URL http://www.uegaito.jp/
学歴・職業暦

1965年生まれ
1990年  千葉大学大学院工学研究科修士課程建築専攻修了、工学修士
1992〜99 團紀彦建築設計事務所
2000   ファンクアソシエイツ共同設立
2004   ウエガイト建築設計事務所設立
2000〜  千葉大学工学部デザイン工学科非常勤講師
2001〜  共栄短期大学住居学科非常勤講師

推薦コメント(1)

推薦者:野生司義光
上垣内さんは若いながら、住宅にとどまらずリゾートホテルや公共建築などの幅広い設計経験をベースに、様々なデザインボキャブラリーを駆使できる建築家です。昨今のローコスト傾向の中でのシンプルデザイン一辺倒とは一線を画す多様な表現性が強みだと思います。

 

顔写真
住宅系

小林邸

埼玉県幸手市

施主は小学校の教師。職業柄、卒業生も含めた教え子がよく遊びに来るので、皆でわいわい楽しく食事したり遊べるようにして欲しいとのことで、とにかく楽しいつくりを望まれた。
住宅設計のセオリーが、単純で集約された動線計画だとすると、この住宅はセオリー違反と言えなくもない。正面道路からは最も奥まった位置に敢えて玄関を持ってきてあるので、来訪者は遠回りして建物の中心に誘導される。その移動の間、コートデッキを様々な位置から眺めたり変化する陽の光を感じ、合理化した空間では得られない楽しさを味わえるようにしつらえた。また、2階から1階に、滑り台やのぼり棒、縄ばしごでショートカットできる回遊ルートを仕込み、長い動線計画の不便さを遊び感覚で克服する設計とした。

構造 木造在来軸組工法
完成年 2005年
各階面積 1F 71.83m2/2F 54.73m2
延床面積 126.56m2

住宅系

水島邸

埼玉県さいたま市

敷地南側に建っている既存住宅を活かしながら、新たに二世帯隣居を実現するという与条件のプロジェクト。既存の北側空地を使うため、既存に対して日照を損なわずに良好な住環境をどう構築するかが最大の課題だったが、既存と新築とで中庭を形成するように新築を北向きに配し、その分新築を中庭に対して全面的に開放する構成を採用した。新築の日照はやや大げさなハイサイドライトと全面的な北側開口によって十分確保でき、同時に家族だけのプライバシーを確保することができた。全体像の見えにくい設計となっているが、住宅スケールの場合、空間性と全体像の把握のしやすさとは案外相反するものなのではないかと思う。

構造 鉄骨造
完成年 2007年
各階面積 1F 107.83m2/2F 68.30m2
延床面積 176.13m2
    

 

住宅系

田川邸

埼玉県越谷市

施主は、越谷でカーテンウォールをはじめとするアルミ特注部材製作工場経営者である。従ってCWの採用は、最初の打合せの時から漠然とイメージされていた。
敷地は市街化調整区域に立地し、南東角地150坪と「不動産広告的には」最高の条件ながら、道路の向かいがコンテナ積みの貸倉庫、近辺には廃材や資材の仮置場が点在するなど、あまり周辺に期待できる環境ではなかった。こういう風景は、この東武伊勢崎線沿線の同じような周縁部では、ごく普通に見られる。このような状況に対する私たちの回答は、敢えて密集型の建築タイプである、コの字プランのコートハウスであった。南東角地の陽当たりを最大限享受させる必要もあったため、コートデッキの南側一辺を開放し、敷設されたデッキが連続的に跳ね上がることで、コートの閉塞感を解消しつつ、道路からの視線もさりげなく避けるようにした。
構造・工法を選択するに当たっては、コートへの開放性をどれだけ実現できるかが最大のテーマとなった。その解決策としては、矩形平面の外壁3面と床水平面を固めることで、残る壁1面を垂直力以外負担させないという構造家のアイデアに基づいて、最終的��木造枠組壁工法をアレンジすることで落ち着いた。
この工法を選択したことで、いわゆるツーバイ材の厳格な規格を生かしたリジッドな構造システムがデザインのベースとなった。空間デザインにおいては、フレームの規則的な連続感を損なわないよう、個室化をできるだけ避けた。CWも、それとの対比によってルーズなCWらしさをつくることができた。すなわち、CWとは、そもそも構造体とは分離した外壁であるのだから、構造のシステムとも別な論理で存在していいのではないか、というモティーフで、割付を全く構造柱のピッチと無関係に決定し、お互いの不調和をもってCWらしさを表現したのである。

構造 木造枠組み壁工法
完成年 2002年
各階面積  
延床面積 157.61m2
建築家とあうには